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今月の健康ワンポイントアドバイス

 

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■ 2009.12月 むくみ

夕方になると足がぱんぱんに腫れ、靴下の跡がくっきりと残る。また何か足が全体に重だるく、むくむという女性が多いようです。
足のむくみと冷え性は女性の80%の方の悩みだそうです。
特に立ち仕事や座り仕事などの長時間同じ姿勢でいることにより、地球の重力の関係で身体の水分が足に溜まり易くなります。
でも皆がみんな、足がむくむという訳ではないですね。これからの寒い季節は冷えの影響や衣類の締め付けがきついせいで血行不良がおこりむくんでしまうことが多いです。
身体の血液の循環は太ももの筋肉が動くことにより心臓に戻ります。同じく身体の水分(リンパ液なども)も同様です。
ですから運動不足になると身体の循環が悪くなり足がむくむということになるのがお分かりになると思います。
無理なダイエットもたんぱく質不足による代謝障害を起こしむくみを起こしますし、塩分の多い食事も腎性のむくみを引き起こしますので注意をしてください。また足がむくみ(ふにゃふにゃとした感じ)み身体の芯から冷えるというのは甲状腺の機能低下が疑われますのでご注意を!

鍼灸では腎臓の機能を高める方法でむくみをとることができるのですよ。

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■ 2009.11月 肥満について

秋と言うと私は読書の秋より食欲の秋を思い浮かべてしまいます。
巷にはダイエットに関しては食べ物や薬、運動と数え切れないほどの方法が溢れていて驚かさせられます。
女性の1日の摂取カロリーは年々減少傾向し20~39歳女性は1,700kcalを切っていますが、そのうち脂肪の占める割合が25%以上の人が半数以上います。
摂取する脂肪もバターやクリームに含まれる悪玉脂肪、飽和脂肪酸を摂ることが多く野菜、魚、果物のから摂る栄養が不足しています。
米飯もあまり食べないとなるとお腹がすいて体を動かす機会が減ってしまい筋肉が落ちて基礎代謝も下がってしまいます。
摂取カロリーが少なくても痩せない原因は圧倒的に運動不足と言うことになります。
次に睡眠不足も肥満の大きな原因となることが分かってきました。

睡眠時間を十分とることが実は肥満予防に重要な役割を果たすことが近年わかってきた。その証拠の一つが、日ごろの睡眠時間と、食欲を調整する二つのホルモン、グレリン、レプチンの血液中の濃度を調べた下の研究。日ごろから5時間しか寝ていない人は8時間の人に比べて、グレリンが15.5%多い一方、レプチンは14.9%低かった。つまり短時間睡眠の人は食欲が増す一方、満腹を感じにくくなっているというわけ。その結果、睡眠時間が短いほどBMIが高いことも確かめられている。
(宮崎大学医学部教授、中里雅光)

睡眠不足は食欲ホルモンを増やし満腹ホルモンを減らし、その結果、食べてもても満足できずさらに食べてしまうという悪循環に陥ってしまいます。
それでも痩せたいとなると「鍼灸」でも体重を減らすことが出来るらしいとなります
(少し強引な持っていき方か)、でもそれって本当に効果があるのって思いますよね。
当院での今までの結果残念ながら50対50、効く人半分、効かない人半分かなという結果を得ています。
私自身もBMIが26と肥えていますので、私の肥満対策を教えましょう。
それは毎日の起床時の体重を必ず手帳に付けています、それを見てちょっと食べるのを押さえようかとコントロールするようにしています。

 

鍼の痩身に興味を持たれましたら御相談下さい。
効果が上がる人はバツグンに上がります。

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■ 2009.10月 眼精疲労

早いものでもう10月、秋と言えば食欲ですが読書の秋ともいいますよね。
最近は読書よりテレビ、パソコン、子供ならゲームと目を酷使する機会が仕事や日常に溢れています、目も使いすぎれば疲れます。
一晩眠ると疲れが取れる「疲れ目」、その原因を取除いたり疲労を軽くする手立てをうてばよいのですが、何の対処もせずに「疲れ目」を繰返していると「眼精疲労」に進行してしまいます。「眼精疲労」は休息で回復する「疲れ目」がよりひどくなった状態で、一旦回復してもすぐぶりかえします。症状も目のかすみのほか、異物感や充血などに加え、頭痛や肩こり・吐き気をもたらすようになってしまいます。
眼精疲労のそもそもの原因の多くはドライアイ!
人の目の表面は涙でうっすらと覆われていますが、その涙は目を細菌感染や乾燥・外傷から守り、角膜への栄養補給の役目を持っています。そのため、ドライアイで目が乾いてしまうと、目の奥の痛みや充血、ゴロゴロしたりする違和感だけではなく、乾燥による細菌感染や栄養不足も、もたらします。

ドライアイの原因は加齢やコンタクトレンズの長時間装着(長時間つけ続けると、刺激に対する反応が鈍くなり涙が出にくくなります)などがありますが、最も多いのはパソコンなどのモニター画面の見すぎです。通常、人は1分間に20~30回のまばたきをしますが、モニター画面を見ているときはまばたきの回数が3分の1から4分の1程度に減っています。パソコン作業時は1時間ごとに10分の休みをとったり、まばたきを意識して多くしたりしましょう。

その他の予防方法、治療法は?
①睡眠 使いすぎて疲れた目を休める一番の方法は、眠ることです。

② マッサージ・ホットパック
目の周囲のマッサージや温かいタオルなどで目を温めると、血行が良くなり目の疲労回復に欠かせない涙の分泌が促されます。ただし、充血や炎症があるときは冷やした方が良いので注意が必要です。

③栄養補給
うなぎやレバー、チーズのほか、ほうれん草や小松菜、ニラなどの緑黄色野菜にビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは視覚作用を正常化する働きがありますよ。

④もちろん鍼灸治療です。
当院にも眼精疲労からの頭痛、肩凝りの患者さんが半分を占めていると言って過言ではないほど多いです。目の周囲には多くツボがあり、その効果も著明です。鍼をした後は何か明るくなったと仰る方もおられます。目に効くツボとして「合谷」という名のツボをご存知の方も多いと思います。
その他に「大骨空」という手の親指の第1関節の中央のツボも灸がドライアイに抜群に効くんですよ!

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■ 2009.9月 インフルエンザ対策

春に新型インフルエンザが世界的な流行の兆候が見られ、日本でも大騒ぎになり一旦落ち着いたかと思っていたら、今度は死者が出るまでになりました。
この秋はこのインフルエンザA型が日本で蔓延して5人に1人はかかるなんて恐ろしい予測も出ていてタミフルなど強い薬が必要とされる傾向にあります。発熱などで薬を使うことは必要ですが、なるべくなら薬を飲まないですむよう、普段から免疫力をつけておく必要がありますね。
風邪などについても言えますが、同じ環境にいてかかる人とかからない人がいます。その理由としてはさまざまな要因が考えられますがその一つにあげられるのが自己免疫力の強さです。
免疫力を上げるには毎日の食生活が大切です。生姜やにんにく、ねぎ、唐辛子、大葉、山芋など普段のお料理に取り入れやすい食材を毎日摂るようにしましょう。また面白いことがある本に載っていて白という色にものを浄化する作用があるので白い食材、例えば白ねぎ、玉ねぎ、大根、カリフラワーなども免疫力をアップする力があるそうです。
そして忘れてならないのは鍼・灸の力です。鍼をすると若い赤血球(身体に酸素を運びます)や白血球(体内に入ったバイ菌をやつけます)がうんと増える事は科学的な実験で証明されており、鍼灸で免疫力アップができます。
私自身も2週間に1度は鍼灸を受けることで10数年、お陰さまで風邪もひいたこともありませんしワクチン接種もありません。
そんな偉そうなことを言ってインフルエンザにかかっては恥ずかしいので手洗い、うがい、マスクなどの最低限の防衛手段も心がけてこの秋の大流行に備えたいと思います。

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■ 2009.8月 夏ばて

 夏バテのお題で書こうと思っていますが、今年はまだ夏が来ずに梅雨が続いて各地で大雨、竜巻など未曾有の被害がひろがっていますね。
でも夏なので寝苦しい夜、それに水分の摂りすぎで胃の機能が低下し食欲不振を起こしていませんか。また冷房の効きすぎによる肩の痛みや凝り、それに伴う頭痛、足の冷えを訴えて来院される方が増えてきました。
私は夏を乗り切るコツはやはり十分な睡眠と上手な水分補給だと思っています。
なかなか眠れないという方は昼間に適度な運動をして体を疲れさせる、ぬるめのお湯で半身浴(シャワーでさっとすませるのではなくて)も効果的ですよ。
熱中症という病名はごぞんじですよね、今の日本の都会では家にクーラーが無くては過ごせません。真夏の病気と思われがちな熱中症ですが、気温25度以下のそれほど暑くない環境下でも起きます。
快適な室温だと思っていても気づかないうちに意外に多量の汗をかいています。
普段1日にかく汗の量は約350mlほどですが、夏場になると部屋のなかでじっとしているだけでも室温29度で1時間に125ml、外を歩くと1時間に500ml、炎天下で運動をした場合は1時問に2リットルもの汗をかいています。
汗をかいた分、こまめに水分とミネラル補給をすればよいのですが水分不足を気づかずに脱水症状を起こして、めまいや頭痛、吐き気などを起こし血液の塩分濃度が薄まって起こる熱痙攣を起こし死に至ることもありますのでご注意を!
あとは月並みですが、バランスのとれた食事ですかね、冷たいものの摂りすぎは胃が萎縮して消化吸収が悪くなるから注意が必要です。
鍼灸治療は夏バテの回復にも大いに効果があるのに、あまり知られていなくて残念です。一度、お試しください。

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■ 2009.7月 睡眠について

梅雨が明けるとまた京都はうんざりするような熱帯夜で寝苦しい夜が続くのかと思うとストレスになりますね。人生の3分の1は寝ていると言いますが睡眠は健康に暮らすためには必須です。
寝むらなかったらどれだけ勉強ができるだろう?働ければどれだけ稼げるだろうなんて誰でも1度は考えたことありますよね。
しかし睡眠は目や筋肉などの「カラダを休ませる」と同時に、「脳を休ませる」という重要な役割を担っています。
脳を休ませると体内で成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンには「細胞を新しくする」といった効果があり、「寝る子は育つ」ということわざや「睡眠不足はお肌の大敵」という話なども、あながち科学的根拠のないものではないようです。
昼食後10分から30分だけ眠っただけで「すっきりした」と元気が出たと感じた経験は多くの方がお持ではないですか?
これは、脳が休み回復したという証拠、たった10分だけでも、睡眠にはそれだけ疲労回復の大きな効果があるということなのです。
ところで、睡眠時間はどのくらいとればいいのでしょう。睡眠時間を7時間取るのがベストであると何か本で読んだ記憶があります。アメリカで何千人かを30年に渡り調査した結果、1番病気の罹患率、死亡率が低かったのが7時間だったという話です。
日本人の睡眠時間は減少傾向にありようです、当院でも30~40代の働き盛りの方ほど短くなっているようです。先ほどの7時間というのはすべての人に当てはまるというわけではなくて、日中しっかり目が覚めていて、眠気もなく意欲的に活動できる状態」とするなら、5、6時間で大丈夫な人もおられます。何時間眠ったかということよりも、どんな睡眠をとったかということが重要なポイントとなるようです。
肉体的な疲労は長時間の休息で回復しますが、脳の休息には睡眠のリズムが影響しますので、不規則な睡眠(徹夜や寝だめなど)はかえってそのリズムを崩してしまうことになります。長く眠ることよりも短時間でも深い睡眠をとるよう心がけることが重要です。

 

鍼灸治療をしていて、誰もが治療を受けた日はよく眠れると仰います。鍼灸の治療を行うことは筋肉の緊張を解し脳のストレスを和らげ深い睡眠をもたらしてくれます。どうぞお近くの鍼灸師にご相談してみてください。

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■ 2009.6月 めまい

  小4月5月は気候も良くなって嬉しい季節の反面、めまいの季節でもあるのです。生まれてから1度や2度は誰しもめまいを覚えた経験はおありではないでしょうか?
天井がぐるぐると回って立っていることも出来ず、嘔吐なども伴う酷いものから「ふわふわした感じ」とか「立ちくらみ」などの軽いものもめまいと言えますし感じ方は人さまざまです。
人は頭の中の小脳・脳幹と両耳の内耳にバランスを司る機能が備わっています。このいずれかにトラブルが発生した場合、めまいが起こりやすいといわれています。
めまいと言うとメニエルではと言われるほど知れ渡っている病気、メニエル症候群もめまいと耳鳴りを伴います。
めまいも症状がひどい場合(随伴症状があり)は病院へ行き、検査をする必要があります。軽い場合は鍼灸院には良くめまいの患者さんが来られます。私が強く感じるのはストレス(職場、家庭問題など社会的、環境的な)が大いに伴っているなと言うことです。
もう一つは睡眠です。睡眠は人が生きていく上で必要不可欠ですが最近では夜型人間が増え、同時に睡眠障害を訴える人も増えています。このように、睡眠が規則正しくない、また睡眠時間が短い(できれば7時間は必要)とめまいを起こすこが良くあります。ストレス過多、睡眠不足の生活習慣の乱れがめまいを起こす原因の2つであると思っています。めまいを感じたら、一度自分の睡眠を振り返ってみることが必要です。
そういう人はまたみんな肩から首が気付かぬうちにきつく凝っている人が多いです。それをほぐす治療をします。まためまいには大変良く効くツボが鍼灸にはあるのが有り難いです。先人の知恵とは素晴らしいと感じるのも鍼灸です。
乗り物酔いも広い意味ではめまいと捉えられています(参考図書 神崎仁著 慶應義塾大学出版会「めまいを治す」。

 

乗り物酔いも前夜の睡眠不足と長時間の乗車で消化不良を起こすことも要因の一つではないかと思います。それにも良く効くツボが鍼灸にはあるのですよ。

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■ 2009.5月 小児鍼って聞いたことがありますか?

 子供に大人と同じように鍼をするの?と勘違いされるかもしれませんね、でも違います。
当院では生後半年ぐらいから2,3歳までの小児を対象に便秘、おう吐、不眠や夜泣き、むずかり、噛み付きなどの症状(離乳期前後に多い小児神経症)で、一般的に疳の虫と呼ばれていて大変効果が表れやすい症状です。
大人のように直接、皮膚に鍼を刺入するのではなく、金属のヘラのようなものや八つ手の箒のようなもので、身体全体を軽くこする事により、自律神経系やホルモン系になんらかの影響を与えて自然治癒力を活性化さると考えられますよ。
治療中に子供さんがくすぐったくて動く動作もまた効果を上げるように私は思います。
もう少し大きくなられた4~6歳ぐらいの子供さんの上記症状や登校拒否、夜尿症などにも効果が期待される方法です。ただ幼児と違い細い鍼を軽く皮膚に押し当てる方法や温灸などもして気持ち良い刺激を与えるようにしております。
どうぞ安心してご相談ください。

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■ 2009.4月 肥満

毎日の診療をしていて大方の患者さんは肥満傾向と言って過言では無い、という私自身も物心がついた頃からどちらかと言うとぽっちゃり型です。
それゆえに肥満という問題は他人事ではありませし、痩せるということの難しさはよく分かっているつもりです。
BMI(体格指数)が男性は25、女性が30を超えたら肥満(本来の定義では脂肪組織が相対的に増えすぎた状態)だと言われますが正確ではありません。
筋肉隆々の人は標準値を超えていますが生活習慣病の発生は極めて少ない。
臨床的には普通はウエスト/ヒップ比が男性0.9、女性0.8以上であれば内臓脂肪型(上半身肥満、あるいはリンゴ型肥満)で生活習慣病の危険度が相対的に高い可能性があると見て差し支えないようです。
大方の人は食べ過ぎ、運動不足からくる単純性肥満ですが、体に何らかの病的な原因を起こしている症候性肥満もあるので注意が必要です。
具体的にはどうしたら痩せられるのでしょうか?
まずカロリー制限と言うことになりますが、あまりにも食事量を減らすとタンパク、ビタミン、ミネラルの欠乏を招いて、脱毛、肌荒れ、舌炎、貧血や骨粗鬆症を起こす危険がありますので注意が必要です。運動で筋肉を鍛えて基礎代謝量を増やすというのが理想ですが、高齢者や心臓疾患を有する人は注意が必要です。私は個人的には週3回以上30分のウオーキングがお勧めです。
良く宣伝で耳の鍼で痩せるというのがありますが、私の経験では効果は50%/50%かなという感じです。効果が上がると言っても2~3Kgの減でした。最高は6Kgでした。反対に肥えた人もあります。
あとは、毎日の体重を手帳に付けることで意識を持つ、それと食べ過ぎないように良く噛んで(一口30回以上)を心がけるだけでも違います。出来るだけ夕食の時間と就寝の時間の間を長く取ることが必要です。
イライラして食べ過ぎになる方には鍼の効果も十分にありますよ。

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■ 2009.3月 鍼と花粉症

先週くらいから鼻が詰って息が出来なくて一晩眠れなかったという方がどっというくらい隣の耳鼻咽喉科に来られているようです。
テレビの天気予報でも花粉飛散情報もしていますし、いよいよ花粉症の季節が始まりました、今年は飛散量が多くて症状が酷い方が多いようです。
私も30年以上の花粉症患者なのでそのつらさが分かります。詳しいことはホームページの当院の花粉症コンテンツに載せておりますのでご覧下さい。
その治療法で紹介している鼻の周りのツボだけでなく、私は(女房にしてもらうのですが)で背中のツボにお灸をすえるのと皮内鍼(皮膚に軽く留める)を貼ることと、幸い隣が弟の耳鼻咽喉科なので軽い抗アレルギー剤も服用もして本当に症状をかるく軽く抑えられております。
1番の予防法は花粉を吸い込まない、目に入れないことなので洗濯物はいくら天気が良くても泣く泣く室内に干す。外出はマスクと予防メガネ、帽子を被り銀行強盗でも出来る(笑)スタイルで出かけて下さい。
それとマスクですが私は今年からピット・ストッパーという鼻の穴に挿入するタイプの見た目に分からないマスクをしております。これも大変お勧めです。
それとやはり鍼灸は免疫力をうんと高めますので、鍼灸体験のない方も1度は試されてはと思います。

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■ 2009.2月 冷え性

この季節、昼間はだんだんと暖かくなってきて薄着になる機会も多くなりますが、まだまだ冷え症には注意が必要です。足先や手先が冷えるだけでなく、腰や背中が冷えることから、頭痛、肩こり、不眠、便秘、頻尿、生理不順などを引き起こすことが実に多いのです。人の体は寒くなると自然に体温を上げて調節してくれますが、その機能がトラブルを起こすと「冷え性」になります。原因はだいたい次のような3つが考えらます。

 

1. 仕事や付き合いなどのストレスなどにより、自律神経機能が失調をきたしホルモンのバランスが崩れて体温調節が上手くいかない。

2. 内臓の機能低下(暴飲暴食、朝の食事を取らないなど)により貧血や低血圧を起こし十分に血液が手足にまで回らない。

3. 足先を締め付ける靴などを長時間履いたままで、足先を動かさないデスクワークなどにより皮膚のセンサーが故障し体温調節が上手くいかない。

 

もちろん冷やさないのが1番ですし、食べ物もねぎ、生姜、ニンニク、唐辛子などは身体を温めますし、風邪も引きにくくします。根菜類も同様の効果があることはご存知のことです。それとやはり運動が大切です。体温を作るのは筋肉ですから運動をすることにより筋力アップを図ることは血液循環を良くし冷え症も改善の効果があります。
また鍼灸治療も効果がありますがなかなか一朝一夕にはいきません。と言うのは昔のように「ここにお灸を毎日すえて下さいよ」と言っても無理の様です。
しかし続けることにより自律神経の調節、内臓の働きを良くしますので、しもやけが出来なくなった、靴下を履かないで眠れるようになったと冷え性の方から報告されます。
まだまだ寒い日もあるので、皮膚センサーが一旦寒く感じると体温はなかなか上がらないので、外出時は先にマフラー、手袋などの防寒をしっかりすることも大切です。

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■ 2009.1月 膀胱炎

 1月になり寒さも厳しくなってくると当院にも膀胱炎と思われる症状の方が必ず来られます。昔から「女性なら誰でも一度は経験する」とまで言われる病気です。
もちろん男性が罹らないという訳ではないですが、体の仕組み上、女性は尿の出口と肛門が近い。さらに男性の尿道が14~18cmと長いのに対し女性の場合はたった3~5cmと短いために菌が膀胱に侵入しやすく、簡単に炎症化してしまいます。
症状としてはトイレに行く回数が増える、排尿してもなんだかすっきりしない(下腹中央に重苦しい不快な感じ)、尿が貯まるとますます不快感が強くなる。さらに進むと排尿の終わりごろに、はっきりとした痛みも感じるようになります。
原因はついつい寒いとトイレが近くなり水分摂取を控えたりトイレに行くのを我慢したりすると罹りやすくなるようです。特に下半身を冷やさぬことも原因かと思います。
産後間もない女性や更年期および更年期以後の女性に多くみられ、繰り返し発症したり、服薬するが容易に治らなくて慢性化しておられる方も多くみられます。そういう方は鍼灸治療が大変効果があります。

 

<予防として>
・ストレスや疲労をためこまない。
・過激なダイエットはしない。
・トイレは我慢せず、こまめに行く。
・水分は冬でも多めに摂る。
・外陰部を清潔に保つこと。生理用ナプキン等は早めに交換すること。
・下半身を冷やさないこと。

 

*鍼灸治療を受けてもすぐ再発したり、突然症状がひどくなったりする場合は病院での診察も大切です。糖尿病などの病気が隠れているケースや膀胱がんや結石にかかっていることもありえます。また、慢性的なものでなくても、悪寒や高熱、腰痛が起こった場合は、炎症が腎臓に波及している可能性も高いので注意が必要です。
そんな事も頭に入れて治療に当たっていますのでご安心ください。

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