■2015年 1月 「餅をのどに詰まらせたら」
お正月と言えば又今年も新聞の片隅に「餅が喉に詰まって死亡」という記事が掲載された。コンニャクゼリーは改良されたのか聞きませんね。
救急搬送された内10%近い人が亡くなるらしいので要注意です。。
いざとなると人間、誰でも慌てるもので戸惑ってしまうもの、今回は鍼灸と関係ないが実は今年自分が詰めかけたので、怖いなと思い書いてみた。
緊急の場合、まずは119番通報をするのは当然で救急車が来るまでは家族はそれこそ生きた心地がしないと思う。
到着までにまずは可能ならば咳をさす(一人の時にも)。
咳ができず苦しそうな時は胸を支えて、うつむかせ左右の肩甲骨の間を強く、迅速に4~5回叩く。
倒れている人は横を向かせ自分の膝を相手の胸に当て肩甲骨の間を叩く。
餅が出るか、その人の反応が無くなるまで繰り返します。
決して無理に喉の餅を取ろうとすると、変えって押し込む危険もあります。。
もう一つ方法は背部から両手で腹部に手を回して拳で腹部を押さえて上に何度か素早く圧迫(突き上げる)します。自分でも背中を壁に押し当てることで可能です。。
喉にものを詰ませて救急搬送される窒息事故で、年間4000人近い人が亡くなっています。9割は65歳以上か乳幼児で30歳までの若い人も毎年30~50人が死亡していると厚生労働省の報告に出ています。
高齢者や乳幼児と一緒に食事中は周りの人が、さりげなく観察していることも大切です。それとながら食事は危険なので止めるべきで、食べ物を味わい感謝してゆっくり食べることが大切ではないでしょうか。