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■ 2013年 12月 「股関節の痛みについて」

歩くときや立ち上がるとき、中にはじっとしていても股関節の痛みを訴えられる患者さんは結構おられます。
股関節の主な役割は、上半身と下半身を繋いで上半身の動きや重さを支えることです。カメラなどで使う三脚がありますが、立って支えるには3点支点が安定するのに適しています。通常2点支点で支えるにはかなりのバランスが必要なのですが、これは普段何気なくしていることです実はすごい事なのです。
また立つだけでなく、座る、歩く、走る、跳ぶ、蹴るなどの足を使った動きにおいて、股関節はその動きを補佐する非常に重要な場所なのです。
歩くたびにズキズキと痛みが走ると何も出来なく不安になってしまいます。
股関節痛が生じる主な原因
1つ目は外傷によるもので股関節そのものを損傷するよりも、関連する部位の外傷からくる姿勢の悪さやそれによる負担からくるもので、一時的に損傷部位をかばうような動きをするため、股関節に負担がかかり痛みが発生するというものです。多くが片足の怪我によるものです。
姿勢の悪さからくる場合、左右どちらかに痛みが発生することが多いようです。姿勢の中でも片足に体重をかけすぎたりして負担が多くなると、片方の股関節が痛むというケースが多いです。また、猫背といった腰や背中の湾曲が増える傾向にある人も同様に、股関節に負担がかかり痛みが生じるというケースもあります。
当院を受診される方では急に運動を始めたり、同じ動作を長く続けたりしたことが原因の場合が多いように思います。また高齢者がバス旅行で1日に何度もバスを乗り降りして股関節を痛めた方があります。
2つ目は病気からくる場合で代表的なものは変形性股関節症や関節リウマチなどがあります。
変形性股関節症を発症すると、関節面が擦れて痛み生じ歩行などの運動にが制限されるようになります。おもな原因は加齢からくるものですが、生まれついての股関節脱臼や炎症、外傷などがあります。西洋医学的な治療としては股関節への負担を軽減するために減量や運動の制限などを行いますが、進行の度合いによっては人工関節置換術などの手術を行うことになります。
関節リウマチについては専門分野にお任せしてここでは述べません。
また特発性大腿骨頭壊死症というものもあります。股関節の骨頭の先端が壊死してしまう原因不明の病気があり、厚生労働省の特定疾患に指定されています。大腿骨の先端部分の血流が悪くなることで骨が弱くなり、体重を支えきれずにつぶれて股関節に変形や破壊が起こり痛みが生じます。歩行の際の杖の使用や消炎鎮痛剤などで対処しますが病気が進んだ場合は、骨切り術や人工関節に置き換えることになります。
鍼灸治療で対処できるのは軽度の変形性股関節症や使い過ぎによる一過性の痛みや姿勢の歪みからくるものに限られます。

整形外科に行ってもシップや薬をもらったが一向に良くならないと訴える方に股関節周りの緊張を取る治療をすることにより改善することは度々経験することなのでお悩みの方はご相談ください。(参照資料 股関節の痛み.com)

 

■ 2013年 11月 「頻尿について」

寒くなってくると患者さんからの訴えが多くなってくるのが頻尿です。
特に夜間に何度もトイレに立つのは睡眠が妨げられ苦痛ですし、直ぐに寝付けなくて困るという訴えが多いです。
西洋医学では抗コリン剤を頻尿治療薬として処方されます。膀胱を収縮させる副交 感神経をおさえ平滑筋を直接ゆるめます。それにより尿がためやすくなり、また膀胱のむやみな収縮がおさえられます。
神経因性膀胱や慢性膀胱炎などにおける病的尿意、頻尿、尿もれなどに有効と考えられ、子供の夜尿症などにも使用されることもあるようです。
ただし長期の服用は副作用が心配されます。1番多いのは抗コリン作用による口内乾燥と便秘です。人によっては物がぼやけて見えたり眠気やめまいを起こすことがあります。また高齢の人などは認知症のような症状が出る可能性があるので注意が必要です。前立腺肥大症などで尿が出にくい人、緑内障や腸閉塞、重い心臓病のある人など、この薬が飲めないことがあります。
鍼灸治療ではホルモンバランスの失調による自律神経の調整(副交感神経<尿を出す>の緊張を緩め交感神経<尿を溜める>を緊張さす)を行ないます。
当院では頻尿の原因が冷えなどだけでなくストレスなども多いに関係するので
まず、免疫力の回復を基本とする身体全体の調整と局所の治療を並行して行なっていきます。
頻尿治療を自分で行なうには寝る前に足湯をしたり、下腹の恥骨の直上のツボ(中極穴)に温灸をするなどをお勧めしますが、やはり治療院で先生に直接お灸をしてもらうことをお勧めします。
ぜひ1度、鍼灸治療をしてみてください、頻尿も楽になると思いますよ。

 

■ 2013年 10 月 「更年期障害」

ちょうど私の女房ぐらい(と書くと怒られるかな)の女性の患者さんは少なからず更年期障害の症状を訴えられることが多いです。
ご存知のように45~55歳ぐらいで老年期へ移行する時期で女性ホルモンの減少から起る症状のために、出方も全身に出るものが多く自覚症状が中心となります。その症状は本人にしか分からず、しかも病名がつくわけではないために周囲からの理解が得られず、辛い状態を抱えている方が多いことも事実です。
更年期による月経不順や月経異常などもありますが、ほてり、のぼせ、発汗、動悸などの血管運動症状、手足の冷え、シビレや感覚鈍麻などの知覚神経症状。その他、頭痛やめまい、耳鳴りと体の症状だけでなく不安感やイライラ、憂鬱感や不眠といった精神的な症状を訴えられます。
更年期から起るめまいや耳鳴りだと思っていたらメニエール病だったり、他にも間違われやすい病気に高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害、子宮がん、子宮筋腫などがあげられます。あまりにも症状がひどい場合には、きちんと医師の診断を受けるように、レディースクリニックを当院では紹介しております。
更年期の鍼灸治療では、のぼせや足の冷え、頭痛などに良く効くツボなどがありますが、そういう局所的な症状のみをターゲットにするだけで無く、必ず免疫力低下などの回復を目的とする全身的な治療が必要となり効果も上がります。

最近、更年期障害は女性特有の症状ではなくなってきています。男性ホルモンの欠乏により性機能障害や精神神経障害が現れるだけでなく、男性ホルモン低下により糖尿病やメタボ、心血管疾患や癌などによる死亡リスクも上昇するという報告もあります。男性更年期障害にも鍼灸治療が有用になってくる時代が目前の迫っている気がしてなりません。

 

■ 2013年 9 月 「卵巣ガンについて」

8月末に友人が卵巣ガンで61歳の生涯を閉じられました、優しい人でした。
気が付いた時にはもう手遅れで余命3ヶ月と告げられたそうです。なんでもう少し早く気が付かなかったのかと後で皆が言うことです。
それは卵巣ガンが早期発見するのが難しいガンだからなのです。
ある程度大きくなるか他の部位に転移するまで症状が現れないからなのです。
発症の多い年代は40歳以降で、ピークは50代前半でこの時期は女性特有のホルモンバランスの乱れからくる体調不良も見られ始めるので、そこに深い関連性があるかもしれません。
婦人科系のガンでは「乳ガン」に次いで2番目に多く70人に一人の割合で発症(欧米人の3分の1)しています。その85%は良性であると言われていますが油断は命取りになるかもしれないので下記の4つのチェックをしてみて下さい。

① 腹部の膨満感がある、もしくは腹部の周囲サイズが大きくなった。
② 骨盤、または腹部の痛みがある。
③ 食事が進まない、またはすぐに満腹感を覚える。
④ トイレが近い。もしくは排尿困難。

いかがですか?上記の4つの項目に1つでも当てはまり、尚かつ月に12回以上続く場合は卵巣ガンのリスクがかなり高いので、医療機関を受診する事をお勧めします。
特に下腹部にしこりを感じる。圧迫感がある。卵巣が腫れるので膀胱が圧迫され、尿が近くなる。卵巣からの出血があるので不正出血をみられる場合は急ぐ必要があります。
診療をしていて男性の私から見ると、多くの女性は沢山の症状や体調の変化を訴えられます。その複雑さ(環境や食べ物などなど)に不思議といえば失礼かも知れませんが驚かさせられます。
最後に自分の体調変化に注意を払って健康で楽しい生活を送りましょう、合掌。

参考 http://ransou-gan.com/sitemap.htmlより

 

 

■ 2013年 8月 「痛風について」

いよいよ夏本番ビールの消費量もうなぎのぼりですね、私もアルコールではビールが1番好きですと言っても下戸なので知れています。
随分と以前から時々、左足親指の付け根が痛いなと感じることがありました。
尿酸値が少し高めという自覚はありましたが腫れるということもなかったので毎日ウオーキングをしている使い痛みかなと思っていたら、先日、海外旅行中に腫れてあきらかに右足より赤くなりジワーッと痛みがきました。
えらいこっちゃと心配しましたが激痛でもなく歩行もできて事なきを得ました。帰国後、早速尿酸値を測ると7.9mg/dl((正常7まで)発作が出てもおかしくない値ですが、今日に至るまで風が吹いても痛いという症状はありません。
もっと低い値でも激しい症状が出る人もあり、人により違いがあるようですね。
ご存知のように原因は食物に含まれるプリン体が分解された尿酸の結晶が血中や関節内に溜まり痛みを起こします。
痛みが発生する部位としては足の親指の付け根が1番多く、踵、膝、肘、耳の周囲にも痛みがでて、通常1週間ぐらいで腫れと痛みは治まります。
痛風というとビールと悪者扱いされるのは他のお酒よりプリン体が多く含まれているからです。アルコールは、体内のプリン体の分解を促進し、一気に尿酸の量を増加させます。その上、アルコールが分解される過程でできる「乳酸」は、尿酸の排泄を妨げる働きがありますので飲みすぎには注意が必要ですね。
当たり前のことですが日々の健康管理、特に食事が大切です。プリン体を多く含む食品や肉汁など高カロリーの過剰摂取が大きく原因します。
私は納豆も意外に多くプリン体を含んでいると知り驚きました。
日々の運動もウオーキングなどをして体脂肪を減らしましょう。激しい運動はエネルギー源であるプリン体が次々と消費されて尿酸に変わります。その血中の尿酸を薄めて排泄を促すためにも水分補給が大変必要です、特に夏は熱中症予防も兼ねて水分を摂りましょう。
鍼灸の治療としては腫れている患部を冷やして瀉血が効果がありますし。手足の爪の根元の井穴というツボからの瀉血も有効な手段です。

ビールも飲んで快適に夏を乗り切りましょう!

 

■ 2013年 7月 「顎関節症」

口を大きく開けようとしたり、物を噛んだりする時に、顎間接が上手く開けられずに耳の前の凹みや耳の周囲に痛みを感じる。
口を開けようとする時にコチッと音がするなど、比較的若い女性に多くX線にも異常が無いことが多いのが顎関節症です。
原因は噛み合わせの異常にあると古くは言われてきましたが、それだけが原因とは一概には言えません。
頬杖をつくなどの額関節への負担や「くいしばり」「歯ぎしり」など筋肉を緊張させて顎関節に過度の負担をかけることが最も大きな原因と言われています。くいしばりは仕事などに集中している時も無意識に行っている場合があり、就寝中にも起こることが分かってきました。
また家庭や仕事などの人間関係のストレスは筋肉を緊張させて、くいしばりや夜間の歯ぎしりを助長させるなど顎関節症の原因と考えられます。
その他にも食生活の変化で噛むことが少なくなり、顎の骨の形成も細い若い人が増えているのも要因の一つと考えられるようになっています。
当院でも先月は中年の女性ですが2人の顎関節症の症状を訴えられました。
治療は長野氏では、慢性扁桃炎の2次感染として発症したものと考え疲労、歯牙疾患、口腔内の不衛生等が引き金となったと診られ、免疫力の強化を重点とした治療を行います。
また大杼というツボ(第7頚堆下)のお灸なども良く効きます。

顎関節の周囲にも鍼をした後に極短い置き鍼を固定して治療を終える事で効果が得られます。治療回数などは人によりますので、まずはご相談ください。

 

■ 2013.6月 「間質性膀胱炎について」

先日、来院頂いた患者さん「間質性膀胱炎」と訴えられ、恥ずかしながら普通の膀胱炎とどう違うのか分からず、改めて自分の浅学を恥じた次第です。
問診でその病状の激しさや多用さを色々とお聞きして長年、大変苦しんでこられた事を知りました。
当院にある18年前の「家庭の医学」にはその病名の掲載はありませんでした。
最近やっと認知されだして同病で苦しむ方々の会も出来てネットで色々なアドバイスをやり取りされているのも知りました。

以下Yahoo!ヘルスケアより参照しました。
症状は普通の膀胱炎と同様に頻尿(トイレが近い)、残尿感(トイレに行ってもすっきりしない)、尿意亢進(尿が少したまってもトイレに行きたくなる)、膀胱不快感・膀胱痛(膀胱や下腹部に不快感や痛みがある)などが多いです。
尿が少したまっても直ぐに尿意を感じ、それを我慢していると膀胱の不快感や痛みとなり早くトイレに行くようになるようです。
トイレの回数も1日30回以上となることもあり、痛みなどの不快感のために、外出や仕事、睡眠に問題が生じるなど普通の膀胱炎よりも症状が激しいです。
典型的なのは中年の女性で膀胱炎のような症状があるが、病院に行って検査しても異常はなし、薬をあれこれ変えてもよくならず、膀胱の痛みがひどくなってもやはり検査で異常が見つからない。
それでも症状があるのは「気のせい」とされているような経過です。他の治療でよくならないのは、間質性膀胱炎以外の病気ではないことを意味するものでしょう。診断を確かにするには、内視鏡検査(膀胱鏡検査)を行う必要があります。
特徴的な所見は、膀胱の潰瘍(膀胱のただれ)が認められることです。
潰瘍がなくとも、入院のうえ麻酔をしてから膀胱を膨らませます(麻酔なしでは痛くて膨らませることができません)。すると、膀胱から出血が起こるのです。このような膀胱鏡の所見があって、まず間違いなく間質性膀胱炎と診断されます。ただし似たような症状は他の多くの病気でも起こります。例えば、細菌の感染(ふつうの膀胱炎などです)、結石、膀胱ガン、神経性頻尿、前立腺炎、神経系の疾患、婦人科系の疾患などです。とくにガンには注意しながら、これらの病気ではないことを確認しなくてはなりません。
治療法として、まず行うべき治療は「膀胱水圧拡張術」です。手術のあとには、薬による治療が行われます。
そういうあらゆる治療をしても、なかなか治癒せずに苦しんでおられる方多くおられ、鍼灸治療なども試みようとされるようで私も勉強が必要です。
私たち鍼灸師の果たすべき責任の大きさを改めて感じさせられる病気です。

 

■ 2013.5月 「腱板炎(損陽)について」

先月は腕や肩の周囲が痛いという患者さんがあり、五十肩かなと思ったら違っていて腱板炎(損陽)でした。そういう折に友人が入院して手術をしたと聞き、どうしたのと聞くと腱板炎(損陽)ら断裂になり手術をしたとのことでした。
一般的には肩の周囲が痛いと云うと五十肩かと思いますが、それに似た症状ですが正式には腱板症というものがあります。
あまり聞きなれない病名ですので医師でも混同されている方も多いと聞きます。
もっともも分かりやすい違いは五十肩では拘縮(こうしゅく)といって腕の筋肉に炎症がおこり腕が挙がらないという可動範囲の制限が顕著です。
帯が結べない、後ろポケットに手が回らない、吊革が持てないなどの症状があり、肩を他人が回しても「あ痛たたっ」と顔をしかめますが腱板炎では力を抜いている状態で他人が肩を回しても全く痛みはありませんので拘縮はないということになります。
症状としては腱板炎も五十肩と同じような症状ですし好発年齢も五十歳前後なのでで、その区別は一般人にはつきにくいのも頷けます
ただ五十肩は発症の原因ははっきりとしませんが腱板炎はゴルフをした時に何か痛みを感じたとかプツンと何か切れたような違和感があったとかそういう要因があるように私が経験した患者さんからは伺えます。事故などで強打して発症した場合は原因がはっきりしていると言えます。

治療として初期はアイシングなどをして痛みがきつい場合は鍼灸治療も効果があります。それでも症状が長引く場合はMRIなどで断裂が無いか精査する必要があり、場合によれば内視鏡手術などをしなければならないこともあります。

 

■ 2013.4月 「坐骨神経痛」

先月の来院患者さんで多かったのは坐骨神経痛の方でした。
何時までも寒かったせいかも知れませんと云うのは案外、若い患者さん(40歳前後)で薄着の方が。多いように思います。
ズボン下(言い方が古いか?)所謂パッチ、タイツなどは格好が悪いので着用していないという方に当院では多く見受けられましたが、もちろんそれが直接的な原因ではありません。
はっきりと特定できる原因としては腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症で坐骨神経が圧迫されるなどの刺激を受けることにより、腰や腎部、 太もも、下腿の外側やふくらはぎから足先まで痛みます。その痛みの表現や症状の大小は様々です。
ただし坐骨神経痛は病名ではなく症状名です。
あと腰椎が変形して坐骨神経を圧迫して起こす形性腰椎症などが主な原因です。
その他には腰椎分離症やすべり症、梨状筋症候群、まれに脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍といった腫瘍、糖尿病、アルコール依存症、喫煙、ストレスなどが原因で起こる場合もあります。
最近はストレスが大きな要因となっていることが注目されています。
治療法はそれぞれの病名に則して治療を行いますが、鍼灸院に来られる方は整形外科では鎮痛剤やシップなどをもらって服用するが効果が今一つと云う方が耐え難い痛みをどうにかして欲しいという方がほとんどです。
鍼灸治療は効果のある治療法ですが魔法の治療法ではありません、特に坐骨神経痛は長期の治療が必要になる場合も多いと思います。
それと鍼灸治療と並行して注意してもらいたいことは「なるべく重いものをもたない」、「長時間同じ姿勢をとらない」、「激しい運動はさける」、「肥満している場合は減量する」、「身体を冷やさないようにする」、「規則正しい生活をする」、「睡眠を充分にとる」、ことなどです。人にもよりますが患部をホカロンなどで温めると痛みが和らぐことも経験します。

ただし、不測の事態をまねかない様に私は西洋医学的な検査もおろそかにせず鍼灸治療と並行して治療する事を薦めて治療をする必要があります。

 

■ 2013.3月 「五十肩について」

 先月は何故か五十肩(正式には肩関節周囲炎)で来院された患者さんが多かった。腰痛、肩こり、膝痛に次いで多い鍼灸院で診る疾患です。
なんとなく何か肩関節や上腕に違和感を覚えていたりしていたのが、急に肩関節や上腕が痛み、上や横に挙がらなくなり、腕を回そうとしたり後ろポケットに手を突っ込む動作などで肩、腕が痛む、また痛みで夜中目が覚め睡眠不足になったりと大変つらい症状になります。
夜間に痛みがある場合やじっとしていても痛む場合は炎症があり急性であることを意味します。患部を触ると熱感があり赤くなってズキズキ痛む場合は、まず冷やすことが1番です。肩や腕が思うように動かせないせいで当然、腕の付け根や首の付け根の血行が悪くなり肩や首が凝ってきます。

 五十肩の原因はまだ不明で分かっていないのですが私の経験上、腕を上げた状態で長時間作業をした後(天井の蛍光灯の玉の付け替え)や、狭いところに物を落として無理矢理、手を伸ばして取ろうとした時などに痛みを覚えてから発症する場合もあります。また物を持ち上げようと不意に肩関節に力が入ったりした時や、スポーツで過度に引き伸ばされた時などに突然激痛におそわれ、それ以降、肩関節や上腕を動かすたびに痛み、五十肩になる場合も少なくありません。

 30代でも発祥する事もあるので一概に加齢だけが原因だと決め付ける訳にはいきません。治療は炎症がある場合は冷やしますが、炎症が治まれば鍼灸治療が有効です。私はまずは患部より遠い足の膝の近くのツボに鍼を打ち、少し振動させながら痛む肩関節や上腕をゆっくりと回す運動をしてもらいます。
それから痛む患部に軽く鍼を刺す方法を用いますが、治療法は先生により千差万別です。後は患者さんが出来る運動療法なども取り入れて治療していきます。
ただし五十肩は魔法みたいにパッとは良くならないのが治療者の悩みです。

 

決して治らない疾患ではないので先生に相談しながら治療を続けて下さい。

■ 2013.2月 「お血について」

 私の治療では最初に、おへその周りのお腹を軽く押さえて、特におへその斜め左下の緊張を確かめます。その部分が硬い場合にお血(おけつ)があるなと判断します。

 漢方では停滞している状態の血液(古い血が体内で滞っている)をお血(おけつ)と言います。特に女性は男性とちがって、1ヶ月に1度生理がくるという月経周期があり、なおかつ血液を必要とする臓器が多いため、お腹を触診してみるとお血の反応が現れている方が多いです。
どんな症状が多いかというと、目のまわりのくま、肩こり、下肢の静脈瘤、何となく疲れやすいなどの症状もお血(おけつ)と関連がありますね。
原因として考えられるのは手足の冷えが1番影響しています。体が冷えることによって疲れがいつまでも取れないことと、もう一つの要因はストレスではないでしょうか?
ストレスが身体に緊張状態を引き起こすとホルモンが分泌されて緊張を解そうとしますが、冷えなどと合間ってなかなか血液が流れないようです。
そこで食事にも注意しご存知のように生姜などを食べて血行を促したりして下さい。また甘いものの摂り過ぎもお血の原因なので注意が必要です。
上手にストレスを運動などで発散させて手足の保温をする事でお血による疲労感、肩こり等の不定愁訴なども防ぐことができます。

   お腹のマッサージなどが良いですが、鍼治療にはお腹のお血を流す治療方法があります。お灸では三陰交や血海というツボに温灸をすえることですっきりとしますし、漢方薬なども血の流れを良くしてくれますのでご相談ください。

 

■ 2013.1月 腰痛診断のあり方が変わる?

 新聞記事によると、昨年末に日本整形外科学会と日本腰痛学会は腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与しており、画像検査などでも原因が特定できない腰痛が大半を占めるとの診療指針をまとめた。
重篤な(癌や外傷など)脊椎疾患が疑われるものは問診と身体検査を経て画像検査などの必要性があるが、今まではそうでないと明らかに診断できるものまで画像検査などをし、悪く言えば診療報酬を得ていたということである。
当院の患者さんも腰痛でお出でになる際にX線、CTは大丈夫と言うに及ばずMRIまで検査を受けてから来院される方も多い。もちろん重篤な方は当院には来られないがが・・・
これは医者も悪いのだが、患者も何でも検査しなくては納得がいかないという人が多いせいでもある、そんなに検査してどうするの?
ある程度年齢がいくと何処か彼処、痛くなって当たり前やんかと私は心の中で思うが(言われへん)ふむふむと患者さんの訴えを聞くのです。
随分前から腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与していて腰痛の 85%はそうであると言われてきたが、学会が診療指針を示したのは初めてであるし遅かりしの感は拭えない。
以前、当院の患者さんで4,5回の治療を経て治療効果が得られなくて来られなくなった方に、年月を経て偶然会い、あの時後、どのような治療をされたかと聞くと「あの時、遺産相続でもめてましたんや、それが解決したら嘘みたいに治りました」と聞かされたことがあるし、そういうことは度々経験する。
慢性的な痛みを伴う腰痛やギックリ腰(筋・筋膜性腰痛)も鍼灸の治療後、安静を保ちすぎるのは良くなくて、ある程度、動かす(日常的な動作)ことが改善への近道だと患者さんに指導している。
これからは腰痛も自分である程度、原因を判断をし、取りあえず医者に行くという習慣は止めるべきでだと年頭にて思った次第である。

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