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■ 2019年 12月 「ツボと風邪対策」
師走に入ると何かと気ぜわしく感じてしまいますね。
色々とやっておかないといけない仕事も増え、それに寒さも加わって肩に知らず知らず力が入って肩こりを覚えませんか?
風邪をひくという誰にでも起こり得る体調不良も本を正せば「肩こり」が原因の一つに考えられます。
私は体調不良の主な原因は
① 睡眠不足 ② 筋力低下(運動不足)③ ストレス の
3つがあらゆる病気の引き金にもなつていて、昔から風邪は万病の元という事も出来ると思います。
ですのでまずは誰にでも起こりうる「肩こり」をデスクワークの人でもそうでない方も軽減できることが大切ですね。
巷には風邪対策にはこれが一番とありとあらゆる方法がスマホで検索すれば載っていますが、今日は私がしている簡単ツボ押しを提案します。
ツボは経絡(各臓器に関連する)というツボの連なりの線上あり、首周りの筋肉の硬くなっているようなときに効果のある三焦経のツボを指圧しながら、首を回して見て下さい。
外関…前腕の表側から肘頭に向かって手首から3横指人差し指が当たる真中
支溝…前腕の表側から肘頭までのちょど中間点
上記のどちらかを押さえながら首を前後左右にストレッチを加えながら30秒から1分間ほど廻してみてください。
これが私の超簡単ツボ押し風邪対策です。(要は肩こり予防です)
もちろんバランスの取れた食事、ウオーキング等の運動も大切です。
2019年を楽しく風邪をひかないように終えましょう。
■ 2019年 11月 「腸脳力」
医道の日本という鍼灸師向けの月刊誌のインタビュー記事に腸の研究をなさっておられる藤田恒夫先生の話が載っていて面白かったので、少し編集させて頂き載せますので参考になさって下さい。
腸といっても胃、小腸、大腸がありますが人間にとって、動物にとって重要なのは小腸です。動物の進化をさかのぼるとまず小腸があり、胃や大腸は後から追加されたものです。胃は食べ物を小腸に送り込むときにとりあえず未消化のままため込んで敵がいる間、移動している間、あるいは他の仕事をしている間、それをゆっくりと小腸に送ります。
大腸も同じように大便が垂れ流しになると敵に追跡されるし、陸上生活が不便だから消化した後のものを蓄えられるように発達してきました。
小腸が栄養を吸収するので本来は小腸だけがあれば良いという事になります。
小腸には様々な物質を正確に認識する能力があり、身体にとって有害なものを一瞬で認識して膵臓などに伝え膵液、ホルモン等を出させます(脳に命令がされること無しに)。
更に有害物質は下痢として肛門から排出させます。さらに腸にある神経を刺激して、それが脳に命じて嘔吐を促します。だから小腸は非常に偉い存在です。
昨今、膝の痛みにコラーゲンなどのサプリを宣伝していますが腸には、それをそのまま腸内に取り込むことはあり得ませんのでご注意を!
たとえ脳死と判断されて植物人間になっても腸は支障なく働くそうです。
それでも暴飲暴食して腸に負担を掛けないようにするのが健康の秘訣ですね。
もちろん、はりきゅうで身体を整えて食欲の秋を楽しみましょう。
■ 2019年 10月 「人生にトキメキを」
前回のワンポイントアドバイスで世の中は速さ、効率、便利さを追求するようになったと書きました。
ブログ友達の方の記事より歳をとると一年が早く感じるのは何故という話。
1歳児は時速1キロの車に乗り四季というサーキットを一周する
20歳は時速20キロで一周。
40歳は時速40キロ。
80歳は80キロ。
歳を重ねるごとに速度が加速していくので季節の移ろいを早く感じるのだそうです。
NHKの「チコちゃんに叱られる」では大人は人生にトキメキガ無くなったから一年が早く感じるのだそうです。
子供は食事一つにしても今日は何のご馳走かな?
わぁ人参が星形に切ってある!!などのトキメキガ沢山あるが、大人はただ食事をしたという事実があるだけで、ただの作業になってしまうので時間を短く感じてしまうという話。
医学の分野でもそうですが薬や手術でさっさと治そうとする西洋医学。
自然治癒力を生かし生活習慣の見直しといった小さな変化を積み重ねて治癒に導いていく事を大切にする東洋医学。
人が治り、癒されるという考え方の視点が西洋医学と東洋医学では全く視点が異なります。
西洋医学がファーストメディスンだとするならば後者の医学はスローメディスンと言うことができます。
私の行っている鍼灸の治療では、身体のあちこちを触診して、ここの痛みは取れましたか、少なくなりましたかと問いながら治療していきます。
患者さんは「ほんまやさっきまで痛かったところが無くなっている!!!」と驚いたりされます。
これってトキメキですよね、そんなトキメキを利用しするスローメディスンを基本に据えて必要に応じてファーストメディスンを取り入れて治療するのが東洋医学で名はないかなと思っています。
▼2019年11月27日に囲碁入門講座を致しました。
京都府鍼灸師会の市民講座を兼ねた勉強会で「囲碁は認知機能を向上させるのか」という演題で飯塚あい先生の講義と囲碁の入門講座がありました。講師の飯塚あい先生は31歳でお若く可愛い内科の先生で、現在は東京都健康長寿医療センター研究所で囲碁をはじめとしたボードゲームなどの知的活動を活用した認知機能低下抑制プログラムなどの研究をされています。高齢の方に囲碁を実践してもらい数ヶ月後の実際のデータで効果を実証されていて効果あると感心しました。自らも日本碁院の院生であったそうです。
当院も歩こう会だけでなく一度、囲碁入門の会を催して、私はじめ患者さんの認知機能低下抑制に取り組みさせていただこうと思います。お気軽にご参加ください。
※当案内は2019年11月のものです。
■ 2019年 9月 「東洋医学のとらえ方」
今の世の中は何でも速さ、効率、便利さを追求するようになりました。
例えば現在、アメリカへ行くのに船で行くという事はいくら何でもあり得ませんが…
インターネットが発達し、物を購入するのにもスマホやPCを検索し気軽に多くの商品が選べてポチッとすれば明日にでも商品が届く時代になりました。
ある若者が「昔の人はどうやって待ち合わせをしていたんでしょうか?」と言う質問をされていて私は笑いながらも、自分はどうだっただろうかと過去を振り返りました。
彦根市立病院の緩和ケア科部長で精神科医の黒丸尊治先生の医学ののとらえ方が私も共感できるので、先生のブログより一部を以下に掲載します。
タイには「木々は大きな音を立てて倒れるが音を立てずに育つ」という言葉があり、確かに現代社会では気候変動や災害、テロの頻発、国際紛争などあらゆるところで「大きな木」が次々と倒れる音が聞こえます。
一方、「音を立てずに育っている木」もあります。自然志向や健康志向、平和や公正さへの関心、コミュニティへの関心、異文化への理解など部分よ全体、量より質、所有より共有、結果より経験といった事を大切にする「本」がさまざまのところで音を立てずに育っているのです。
ただしこれらは現代社会のような急速な変化として表れるものではなく、ゆっくりと静かに進行する変化だと言えます。
医学の分野でもそうです。薬や手術でさっさと治そうとする西洋医学と自然治癒力や生活習慣の見直しといった小さな変化の積み重ねによって、人が治り、癒されるという考え方の東洋医学では全く視点が異なります。
西洋医学がファーストメディスンだとするならば後者の医学はスローメディスンと言うことができます。私はスローメディスンを基本に据えて必要に応じてファーストメディスンを取り入れるようにしています。
私はスローメディスンである鍼灸治療を施させて頂くにあたり黒丸先生の考え方で取り組んでいます。
身体をゆっくりと治していく、また未だならざる病気(未病)を治す。
急に倒れない身体を作っていく医療の実践だと考えております。
■ 2019年 8月 「夏は脳梗塞に注意」
暑い夏、この時期に長時間労働やストレスが続くと脳梗塞のぐっとリスクが上がります。自分は若いから大丈夫だと高を括っていてはいけません。
夏は汗をかく上に水分補給を怠って仕事に熱中していると頭痛や首のこりを感じます。
さらに睡眠不足や塩分の多い食事、ストレス等で知らず知らずに血圧が上がっていることがあります。夏場だから血圧は低くなるはずと油断していてはいけません。実は脳梗塞は6月から8月に発症率が高いのです。
では自分で気づく前兆は有るのでしょうか?
口の周りがしびれたり舌がしびれて喋るのに呂律が回らない一過性虚血発作が起こり、すぐに改善するのですがそれが危ない。
その後24時間から48時間以内に脳梗塞を起こすことが多いのです。
上記のような症状がある場合は直ぐに救急車を呼んでください。
【予防方法】
①知らず知らずに脱水状態になることがあるのでミネラルウオーターを常に持参し補給することが大切です。冷えたミネラルウオーターは手に持っているだけで、手のひらのセンサーが働き冷たい血液が全身い送られて熱中症予防になりますよ。
②ストレスをなるべくためないように。
③睡眠不足をしないように7時間は眠るようにしましょう。
④血圧は毎日測って書き留める習慣をつけましょう。
では脳梗塞に注意して今年の夏も元気に乗り切りましょう!
■ 2019年 7月 「夏場の食べ物」
患者さんから私みたいな体質は何を食べればよいですか?と尋ねられます。しかしこの回答が意外と難しい。
これから真夏に向けてそらウナギでしょとか、人それぞれ違うと思うので一概にこれが良いとは勧められませんね。でも私は夏はやっぱりざる蕎麦が好きだなぁ…とその効用を書き連ねる今回のワンポイントアドバイスです。
うどん、そうめん、蕎麦と出汁に浸けて食すのは日本特有のものなんでしょうかね?中国にもラーメンとかもありますが冷たくして食べるのかなぁ?栄養と、健康効果いう面から言えば「ええこと尽くめ」というところですね。
①植物性タンパク質をや含必須アミノ酸を多く含む。
②ビタミンB1,B2(疲労回復、イライラの解消)が摂取できる。
③ルチン(ビタミンP)栄養素細血管に弾力を与え高血圧の予防も出来て蕎麦だけが持っている。
④コリン 肝臓の働きを助ける。
⑤食物繊維を含み、その量は白米の2.5倍あり便秘の予防にも役立ちます。
では今日は蕎麦でも食べようかな??でも八分目が大切ですよ。お腹いっぱい食べるとしっかい消化せずに栄養にもならないですからね。
■ 2019年 6月 「腹八分目について」
私は患者さんに治療中に普段お腹が空いて食事をしますか?と尋ねます。
昔から「腹八分は医者いらず」という諺(ことわざ)がありますよね。人間、旅行なので食事がバイキングなんかだと目の前のご馳走に目がくらみ、ついつい食べ過ぎてしまう。
では腹いっぱい食べたらどうなるんだろう?
江戸時代の平野重誠が書いた「養生訣」より
【一】、身体が重くなりちょっとしたことが面倒になる。
逆に言うと何となくやる気がしない時は食事の量を減らした方が良い。
【二】、眠くなる、頭の回転が悪くなる。
【三】、風邪をひきやすくなる。
現代的な考えに置き換えると飲食の欲が抑えられないと免疫力が低下しいろいろな病気の引き金になる。
【四】、回復力が遅くなる。
食事の制限が治療の効果をあげる。慢性的な疲労やストレスで過食傾向に
ある人は食べ過ぎないことが大切。
ではなぜ八分目なのか?
「養生訣」では餅をつく臼(うす)に例えて穀物をつぶしたり、粉にしたりするのに臼を使います。その臼に大量の穀物を大量に放り込んでしまうと詰まってしまい上手く粉にできません。少しづつ入れてひくよりも却って時間も労力がかかってしまいます。現代のミキサーも材料を入れ過ぎてしまうと上手く動作しません。胃も臼と同じように、お腹いっぱい食べるとしっかい消化せずに栄養にもなりません。
本当は「養生訣」では腹六、七分を勧めています。
■ 2019年 5月 「不眠症について」
誰しも眠れなかったらイライラして「羊が1匹、2匹…」なんて数えてみたりした経験があるかと思います。
然したる悩みが目の前にある訳でも無いのに眠れないと悩む人は絶えません。
最近の若い人は深夜までゲームやネットに熱中して眠りにつくタイミングを逃してしまう人も多く見受けられるようです。
不眠の原因は社会的な要因も関係して複雑で自分の意思でコントロールできません。
眠れないと明日の仕事に支障がでたらどうしよう、やっと寝たのに起きられなかったらどうしよう等々、一時的なものから慢性的なもの生活に支障が起こる場合も少なくありません。
躁うつ病の患者さんで躁状態の時はきつい薬を使っても3,4時間の睡眠が何日も続き、仕事中に強い睡魔がおそってきて苦しんでおられます。
当院で不眠で悩んで来院される患者さんは、どの方も肩凝りがきついということが分かります。眠れないというストレスで肩甲骨の内縁や肩や首を少し押さえても飛び上がるほど痛がられる方もおられます。
こういう場合(不眠症・肩こり)は鍼灸の出番です。
その肩の凝りや痛みを取ってあげるとスーッと楽になり、治療をした日は深い眠りにつけると皆さま仰います。
眠りにつく数時間前にはテレビやゲームなどはしない事、入浴はぬるい温度でゆっくりつかり浸かり深部体温を上昇させることも大切です。
スイスの心理学者クラパレードは「眠りは本能である」と言っています。
誰もが経験して知っていることですが、肉体的にへとへとになると所謂、バンタンキューと眠りの陥(おちい)ります。正しく「眠りは本能である」です。
私もそうなんですが高齢の方は皆さん眠れないことで悩まれますが、ある程度は生理的特徴で仕方がありませんが、運動を持続的にして良い睡眠が取れるように心がけて下さい。
■ 2019年 4月 「めまい」
今年も桜が満開となりましたが寒いですね。
先日、女房が朝起きようとして身体を反転させて右に頭を倒した時に急にめまいが襲ってきて起きられなくなりました。
誰もが生きていく間には数回は経験するだろうし、長年めまいで悩んでおられる方も多いようです。
原因は高血圧、脳疾患、頸動脈疾患などから起こる場合もありますが、あらゆる検査でも「異常はない」と言われても依然としてめまいで悩まされる内耳性と思われるものには鍼灸治療が効果が期待されます。
また同じくめまいが伴うメニエル氏病にも効果があります。
東洋医学的には身体が弱る(虚する)とめまいが起こるとされ圧倒的に元気がない高齢者に多いのも頷けます。
また精神的な悩みや心配事、怒りが貯まり貯まって目を回す場合もあります。
女房の場合は人とのお付き合いのストレスが貯まったことが原因ではないかと疑われましたが、診察をすると首肩のこりが大変きつく、本人も後頭部と首の付け根の髪際(毛の生え際)がジンジンと痛むとのことで触診するととても硬くなっていました。
横向けに寝た姿勢で髪際に3本ほどと首の胸鎖乳突筋の後側に鍼を3本打って10分ほど置鍼(刺した鍼を刺したままにする)し両側にし、うつぶせで僧帽筋に温灸鍼をしました。治療後少し改善して仕事にふら付きながらも何とかこなせて午後にも同じように治療し徐々に楽になっていきました。
治療は2日連続し1日あけてもう一度し、首や肩のこりが改善がするとともに治癒に至りました。鍼灸にはめまいの特効ツボもあり、もちろんそれも使いました。
今迄から何人ものめまいでお困りの方の治療をさせて頂きましたが、誰もが精神的なストレスを抱えておられ、いかにストレスが身体に大きな影響を及ぼすかという事を女房を通じて間近に感じました。
めまいに鍼灸治療も効果がありますので、ぜひご相談ください。
■ 2019年 3月 「花粉症について」
今年も花粉が飛び始めて今や丁度最盛期で当院のお隣の耳鼻咽喉科の方も大忙しです。
今年は例年より暖かかったせいで早くから飛散量が増えたとのことです。
天気予報の花粉量報道に日々憂鬱になっておられる方もあると思います。
ご存知のように原因はスギ、ヒノキの花粉だけでなくダニの死骸やハウスダスト、カビペットの毛や様々な化学物質などでも引き金になります。
それに最近分かってきたことで注目されている原因に 低体温症 が指摘されています。今は60年前の平均体温に比べる0.7度も低くなっているというデータもあるそうです。
体温が下がると血流が滞り血液中の酸素や栄養素なども滞りインフルエンザや花粉症にもかかりやすくなります。
それに体温が低くて一番具合悪いのはガンですよね、35度台を好みます。
体温を揚げるにはお風呂には毎日入り必ず湯船につかることが大切です。
ビールはじめ清涼飲料水は体を冷やすので多く飲むのは控える、なるべく温かいものを摂るようにすることも大切です。
花粉対策策としては薬の服用以外では、もちろん花粉を吸わない事、鼻の粘膜を冷たい空気で刺激しないように「マスク着用」し花粉の付着しにくい服装も心がけて外出後はうがいや眼の洗浄がとても効果があるように思います。
洗濯物は部屋干しするなど花粉を部屋に持ち込まない対策も必要ですね。
睡眠不足、暴飲暴食、食生活の偏り、PCによる眼の酷使、喫煙や、薄着や冷たい飲み物で身体を冷やしてしまう事等も注意が必要と考えられます。
当院のHPにも花粉症の治療について載せていますので参照して下さい。
鍼灸で疲れを取り免疫力を高め、温灸などで体を温めるケアをすることが花粉症を対策の役立ちますよ!
■ 2019年 2月 「おしっこトラブル」
当院にも年配の方はおむつを着用して来院頂く方も少なからずあります。
「おしっこが近い」「漏れちゃう」「残尿感」などの原因は膀胱が硬くなっているからなんです。
膀胱は本来風船のように柔らかいものですが、年齢を重ねるうちにいろいろな症状を引き起こすことが分かってきました。
でもご安心ください、改善方があるのです。それも簡単に!!!
お尻の穴にぎゅーっと力を入れる「お尻体操」です。
5秒間お尻の穴を締めた後、ゆっくり緩める。これを1日20回行う。
4週間で多くの人に効果が現れ、3か月で症状の改善が期待できます。
座りながらや、つま先立ちをしながら、寝ころびお尻を持ち上げながらするとなお効果的なそうです。
次に頻尿の話しです。
頻尿は高齢者だけの悩みではないのです。実は間違った「トイレ習慣」で頻尿になってしまうことがあるのです。
それはこまめにトイレに行くことなのです。体には膀胱の張り具合で尿意を知らせてくれる尿センサーがあり、半分程度貯まるとそろそろトイレに行きますかと知らせが来ます。
ところがこの知らせの度にトイレに行く習慣をつけると、もうこれくらいが貯める限界なんだと勘違いし強い尿意を発してしまうのです。
この状態を改善する方法は我慢することで、尿意が来たらまず5分。次に10分というように少しずつ我慢する時間をのばしていきます。
目標はトイレから次のトイレまで2時間以上たってから行くようにします。
我慢する時に先ほどのお尻体操をすると尿意がまぎれます。
男性の後追い漏れや女性の頻尿には最近テレビでもやっていて注目を浴びている方法があります。それは会陰部を軽くこする刺激法がとても有効であると注目されていますので、またネットでお調べください。
最後に鍼灸も下腹部のツボを使って効果が挙げる方法がいろいろとあるのでご相談ください。
【NHKガッテン参照より】
■ 2019年 1月 「肩こりについて」
新年あけましておめでとうございます。
年末の31日に寝違いをして痛くて左右も向けないのでという急患があった。2,3日前から肩こり感があったと言う。
年末の多忙な時期がやっと終わって気が緩んでのことと思われる。
この方の場合、長時間パソコンに向かい合っての仕事は目も疲れるし背中の筋肉、特に広背筋、僧帽筋が張って血行不良に陥って凝りという状態になり、さらに頭を支え首を左右に向ける胸鎖乳突筋がこってしまい寝違い状態になったものだと思われる。
そういう私も年末から急にひどい肩こりに見舞われてしまい、だんだんひどくなり寝違い状態に陥ってしまった。
なぜ急に肩が凝ってしまったんだろう?仕事でそんなにパソコンは使わないしと考えた時に姿勢が悪いんだと気づいた。
椅子に座っている姿勢で背中が丸まっていて所謂ニュートラルポジションでないのが大きな原因であると思われる。
椅子に座った時に坐骨が座面に当たる部分よりも前におへそが出ていない姿勢では背中が丸まってしまう。
姿勢の悪さが原因だと気づいた。
もちろん、肩こりは風邪や高血圧、自律神経失調症、頭痛、歯痛でも起こってくることも頭の隅に置いておいてください。
長時間同じ姿勢が続く仕事では肩関節を回したり、肩甲骨を回したり頭を回したりと運動も大切です。仕事や読書など夢中になり過ぎて身体を動かすことに疎かになっていないだろうかと肩のこる前に注意が必要ですね。