ホーム > 健康ワンポイントアドバイス バックナンバー 2025
2025年 | 2024年 | 2023年 | 2022年 | 2021年
2020年|2019年 |2018年 |2017年 |2016年 |2015年 |2014年
2013年 | 2012年 | 2011年 | 2010年 | 2009年 | 2008年 | 2007年
2025年 2月 「緑内障に注意」
先日、緑内障がすすんでこのままだと失明すると言われた方が来院されました。白内障は加齢とともに発症することが広く知られていますが、緑内障については聞いたことがあっても詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
視野に欠けている部分があるが自分では気付かないことが多く、急に嘔吐や激しい頭痛を起こす場合もあり目の痛みやかすみ、視力の低下などの症状がありますが原因ははっきりとは分かっていないそうです。例えば、車の運転中に標識の上部が見えなかったり、道路の端の様子が分からず、飛び出してきた人や障害物に気付けず事故につながることもあります。
緑内障になりやすい生活習慣として、以下のようなものが挙げられます。
■高い枕の使用(目や脳への血流が悪くなり眼圧が上がる)
■うつ伏せ寝(眼球が圧迫され眼圧が上がる)
■長時間の下向き作業(PCやスマホの使用により首の血流が悪くなり眼圧が上がる)
■喫煙(血流が悪くなり目の健康に悪影響を及ぼす)
鍼灸治療においても目のかすみや目の奥が痛い、視力の低下などに効果があるツボもあり緑内障が進むのを抑える効果がありますが眼科の治療と並行にされていくと良いと思います。
特に40歳以上の方は、定期的な眼科検診を受けることをおすすめします。
目の健康を守るためにも、早めのケアを心がけましょう。
2025年 1月 「寒さと頭痛」
今日は1月4日で正月休診中ですが常連の患者様から電話があり、「頭が痛くて助けてください」と電話がありました。50歳の女性でよく肩こりや胃腸の痛みや頭痛を起こすが、前日は初詣などで身体が冷えていたのか、今朝の寒さで後頭部の痛みや首のスジが痛いと訴えられていました。彼女は大学の事務職でPCもよく使うデスクワークが多い仕事の故に、寒いときは余計に肩こり、首凝りも強く緊張型の頭痛が疑われます。
対策としては軽い運動やマッサージをして普段から首周りを冷やさないことに注意し、眼精疲労がある場合はホットアイマスクなども有効な手段です。
食事にも気を付けて、身体を温める効果がある生姜(しょうが)、ニンニク、ネギ、根菜類も摂るように心がけましょう。
鍼灸のツボとしては、こめかみのところにある頭維(ヅイ)、肩のちょうど押して気持ちの良い肩井(ケンセイ)、首の後ろで頭髪との境の凹んだところの天柱(テンチュウ)を押すのも有効ですのでぜひ試してみてください。
2025年も、皆さまが健康で元気にお過ごしいただけますよう心よりお祈り申し上げます。また、当院の鍼灸がそのような健康面でのお悩み解決の一助となれるよう、努力してまいります。