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■ 2021年 12月 「入浴の効用」
今更、風呂の効用なんて言われなくても…と思われるかもしれませんね。
私も何処かの温泉施設に行った時などにしかゆっくりとお湯に浸かってリラックスするということはありませんでした。しかし最近は湯から上がる前に10分間浸かるようにしました。そうして感じたことは手足だけでなく身体が温まることで毛細血管などが広がることで手足の冷えの改善にもなり、内臓の働きも良くなるように感じます。そうすると自律神経の調整もされて肩こりなどの症状も改善されます。
湯船で首まで浸かった場合は全体にかかる力は約1トンともいわれています。この圧力が全身の70%の血液がたまった下半身の血液を押し戻し、心臓の働きを活発にして、血液の循環を助けます。これを水圧効果といいます。
また、腹部にかかる水圧が横隔膜を押し上げて肺の容量を減少させるため、空気を補うために呼吸の回数が増え心肺機能が高まります。
お湯の温度は41~42度で10分、半身浴なら20分ぐらい浸かるのが良いでしょう。出来れば就寝前、時間半前ぐらいに入浴できればベストのようです。
12月の健康アドバイスは鍼は前回のプラセーボ効果の続きを書こうと思ったのですが、急に寒くなってきたのでお風呂の効用に変更しました。
■ 2021年 11月 「鍼灸はプラシーボ効果か?」
鍼灸の未経験者は鍼灸ってプラシーボ効果(※実はただの小麦粉であっても、患者が有効な薬と思いこんでこれを服用すると症状が緩和すること)じゃないのって疑いを持つ人が多数おられます。このテーマは大変興味深いというか昔から取りざたされ議論されて来たものですが、鍼灸経験者からはその効果については絶大なる信用を得ています。
日本に鍼灸が伝えられたのは平安時代で、今から1200年も前の昔になります。それからこの令和の時代まで脈々と受け継いで来られたのも確かな効果があったから、と言えるのではないでしょうか?
もちろんプラシーボ効果なのか、そうでないのかという実験も近年になってされていて、針を刺すグループとそうでないグループに分けて肩こりで試すと、
針を刺さないグループでも凝りの緩和が見られたという報告があります。
しかし圧倒的には針を刺したグループの方が優位にあったと報告されています。今の医療においては多くの投薬がなくては始まりません。ではその薬は100%効果があるかといえば必ずしもそうとは言えないらしいです。お医者さんからこの薬は効きますよ、と言われ、信じて飲むから効果が表れるということも分かってきています。
鍼灸治療も然り、先生への信頼、治療への期待を患者さんが持つから効果がより現れるんだと思います。
このテーマは深いので次回に続くワンポイントアドバイスの課題とさせて頂きます。
■ 2021年 10月 「食欲の秋の注意点」
私の恐れる食欲の秋がまた(当たり前ですが)来てしまいました。
なんで食べ過ぎてしまうのだろう?
食事はよく噛んでと言われますが、私も早食いで妻にいつも怒られ、最近はタイマーをセットして必ず10分以上かけて食事をするようにさせられました。
早食いは脳に満腹ですよという指令が胃に行く前にホイホイと口に放り込んでしまうために起こります。(よく噛まないが原因です)
特に麺類やカレーなど柔らかいものは早食いになってしまいがちですね。
それを防ぐには和食のように小皿に盛られたものを順番に頂くのが良いそうです。フレンチなどのフルコースなどが分かりやすい例ですね。
フルコースを一度に出されたら、「こんなに仰山たべられるやろか…」と思うはずです。
お酒好きな人は飲むときに料理を食べてからシメのご飯やラーメンといった炭水化物をついつい余分に摂ってしまいがちです。
本当はお酒を飲む前に炭水化物を摂ればよいのですが難しいですね。
究極の対策法はメンソール系のリップクリームを塗るというのがあるらしいですが食事どきに嫌ですよね。(絶対に食欲は落ちると思いますが・・・)
食事前に炭酸水を一杯飲んでから食事をするという方法もあるそうですよ。
究極のダイエットはよく噛んで食べ過ぎないことに尽きるようですが鍼灸にも耳の内側の胃点というツボに円皮針と小さな置針をするという方法もありますので、鍼を使ったダイエットに興味のある方は、鍼灸師にご相談ください。
■ 2021年 9月 「食べない健康法」
コロナ禍での在宅勤務で太ってしまったという話をよく耳にします。
ネットで石原結寛先生の「食べない健康法」のお蔭で末期のガンが消失したという信じがたい話を動画で配信されている方がおられたので、早速「食べない健康法」の本を購入しました。
「腹八分目に病なし、腹十二分目に医者足らず」という格言が昔からあるのですが、日本も欧米並みの高カロリーの食事が増えて、食べ過ぎから高血圧、高脂血症などの「高」という字が付く病気が増えました。
私はありがたいことに毎日の食事を妻が考えて健康に留意した料理をしてくれるのですが、年々ズボンのウエストが太くなって困っています。
食べ過ぎは免疫力を低下させる。その免疫力を維持するために働くのが「白血球」で血液中を循環してバイ菌やアレルゲン、ガン細胞などを食べて処理しています。
ところがお腹いっぱい食べると食物中の栄養素が胃腸から血液に吸収されて、血液中の栄養状態も良くなります。するとそれを食べた白血球も満腹になり、バイ菌やアレルゲン、ガン細胞などを食べようとしない、つまり免疫力が落ちます。
逆に空腹時は血液中の栄養状態も低下して白血球が働き免疫力が増加します。私達人間も動物も病気をすると食欲がなくなるのは、白血球の力を強めて病気を治そうとする反応だそうです。
この本では一日二食、もしくは一日一食を提唱されていて、先生自身も長年、一日一食を実行されていて健康を維持されているそうです。
朝、昼は全く何も食べないいのでは無く、朝は人参リンゴジュースや生姜紅茶などを飲み、お昼はとろろソバなどを食べておられるそうです。
それで栄養状態が保てるのかと言うと夕食は好きなものを好きなだけ(アルコールを含め)食べて良いそうです。
既存の常識からすると驚きますが、詳しくは本を読んで理解して頂くのが1番かなと思います。私自身は三食きちんと食べていて現在体調が悪いとか病気があるというのではか無いのですが体重増加が気になります。(毎日体重グラフは付けています)
それは食べ過ぎでしかないと自覚はしているので、この本の内容がすっと頭に入ってきました。なかなか難しいのですが自分のできる範囲で腹八分目を実行していきたいと思っています。
■ 2021年 8月 「熱中症について」
毎日、オリンピックも熱いですが、ほんま暑い日が続き寝苦しいですね。
昨年のちょうど今頃、京都市右京区の愛宕山に一人で登り、途中でこむら返りがふくらはぎだけでなく太ももにも来て痛くて歩けなくなった経験があります。どうも熱中症の前触れだった気がします。何も野外の運動中だけでなく、患者さんからですが、夜中に熱くて目が覚めてトイレに立ち、めまいがし後ろ向きに転倒されて頭を打ってしばらく意識が無く気がつくとパジャマは汗にぬれていて体が熱く(だけど震えが来て)なっていたという体験談も聞きました。
近年、所ジョージさんが自宅の畑で気分が悪くなり自分で救急車を呼ばれたという体験は有名ですね。熱中症は医学書より症状によりその程度が分けられます。
●Ⅰ度 …めまい、立ちくらみ、こむら返り、汗が止まらない。
●Ⅱ度 …頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感
Ⅲ度 真直ぐ歩けない、返事がおかしい、痙攣、意識喪失。
予防法として水分補給が良く言われますが、水ばかりガブガブ飲んでも塩分が入ってないとナトリウム不足になり筋肉の痙攣を引き起こし、めまいが起こります。
その状態が進むと、脱水症状がひどくなり、循環する血液が少なくなり、血圧が軽度低下、 顔面蒼白、悪心、嘔吐、頭痛、40℃超えない発熱、脱力、軽度の意識障害などがおこります。
さらにその状態が進むと、もっと熱が放出されない状態になり、血液の仕事ができなくなるので、熱が40℃を超え、最終的に脳にある体温調節中枢が機能しなくなり、意識障害、ショック状態などに。もっと時間がたてば、肝不全、呼吸不全などの症状、さらに時間がたてば命を落とすことにもなってしまいます。対処が難しい場合は救急車を呼びましょう。
コロナ禍で外出もしないので安心ということは無いようですのでご注意ください。
■ 2021年 7月 「マスクについて」
これから夏本番になりますがコロナ禍のマスク着用生活も慣れたというか、マスクをするのが当たり前みたいになり、着用しないで外を歩くのが憚(はばから)れるという思いが脱えませんね。
人は1時間に23回も顔に触れているらしく、案外マスクが口や鼻からの感染を防げているかと思いますがマスクは顔全体を覆っているわけでないのでウイルスを吸い込むのを防ぐという効果はあまり期待できなさそうです。
ではなぜマスクを着用するのか?ですが、感染している人がウイルスを飛散させないようするためにあるようです。それもしっかりと鼻や口を隙間なく覆っての話です。
そのマスクにも布マスクからウレタンと最近は様々なものが研究販売されているようですが、ウイルスの飛散予防としては一般的には不織布マスクの効果が高く、それを使い捨てるというのが推奨されているようです。
7月現在、ワクチン接種も進み飲食店などの営業も再開されつつあり、多くの人が飲食を伴う集まりが増えると思います。今後も三蜜(換気の悪い蜜ペイ空間、多数が集まる密閉空間、間近で会話や発声する密接場面)を避け、しっかりと手洗いと消毒に注意をして秋にはマスク無しの生活を取り戻したいですね。
■ 2021年 6月 「不眠について」
私も高齢者の分類に入りコロナワクチン接種待ちという年頃になっている。
そういうお年頃の人に「眠れていますか?」と聞くと夜中にトイレに行き、そのあとなかなか寝付かれなくて困っていると多くの人が訴えられる。
それは中間覚醒と言って中高年に多い訴えです。頻尿が原因の場合は夕食後にあまり水分を取りすぎないことや風呂にゆっくりと浸かって体温を温めて寝つくことも改善につながります。
高齢になると早朝に目覚めてしまう早朝覚醒を訴えられる方が増えてきます。そういう私も同じくまだ暗いうちに目覚めてしまうのが悩みというほどではありませんが日常になってきています。
あまりにも早く目覚めてしまうと昼間に眠くて辛いんじゃないかとそういう心配が頭に過りますが、眠けりゃその時に昼寝でもしよう、という気持ちで対処すればと考えを切り替えて生活を送りましょう。
鍼灸院に不眠だけを訴えて来られる方少ないが、肩こりや腰痛、坐骨神経痛などが主訴の患者さんが眠れないと訴えられることも多いです。しかし不安神経症、うつ病などで来院された方などは不眠を主訴とされて来られます。
どんな病気にも背景というかその背景があるので原因を聞いて治療に当たらなければなりません。特に不眠は複雑な心理状態にも影響されている部分がたぶんにあります。
まずは心や身体がリラックスできる状態を作ってあげなくてはなりません。鍼灸治療はそういう心と身体の状態を作り出す一つの方法でスヤスヤと治療中に眠ってしまう方も多いです。
詳しくはHPの「眠症の原因を探ろう」をご覧ください。
■ 2021年 5月 「肩こりについて」
鍼灸院で一番多い訴えが「肩こり」かもしれません。
誰でも少々の肩こりは経験したことはあるはずですが、まれに経験のない方もおられますね。肩こりで悩んでおられる方には羨ましい限りですね。
ふだんは意識していないかもしれませんが、頭の重さは5~6キロもあります。そんな重い頭を支えているが、首と肩です。日本人は欧米の人と比べると、頭が大きいわりに首から肩の骨格や筋肉がきゃしゃにできているため、肩こりを起こしやすいといわれます。
厚生労働省の『国民生活基礎調査(平成19年)』によると、私たちが日常生活で自覚している症状のなかで、肩こりは女性では1位、男性では2位になっているほどです。
その原因として挙げられる中で多くみられるのが、「同じ姿勢、眼精疲労、運動不足、ストレス」によるもので、4大原因とされています。
また最近は、肩こりと血圧との関連も注目されています。従来は低血圧の方に肩こりが多いとされていたのですが、反対に高血圧の方も少なくないのです。
そのほか、頚椎症や頚椎の椎間板ヘルニア、ストレートネックも原因となります。
また狭心症や心筋梗塞が、肩こりや肩の痛みを引き起こすこともあり4大原因のうち「同じ姿勢」と「眼精疲労」は、主としてデスクワークや読書、細かい手仕事などによって起こります。とくに最近は、パソコンによる肩こりが増えています。
<予防策>
「同じ姿勢」を続けないようにし、こまめに首や肩の緊張状態をほぐすことまた1時間に一度は立ち上がり、手を上に伸ばしてブルブルとふる、軽い屈伸をするなどの方法で、全身の血流を改善することも予防になります。
PCの作業ではっ目が疲れますので意識して「まばたき」をするように心がけましょう。
最初に申し上げましたように鍼灸院に来られる方の多い症状は「肩こり」です。それだけ効果があるという事です。
一度体験してみてください。びっくりするほスッキリするのは間違いなしです。
■ 2021年 4月 「こむら返り」
コロナの緊急事態宣言も解除されて何処かへ出かけたいなぁ、と思います。
でも急に歩きすぎたりして就寝中、朝方のまどろみの中で足を伸ばした途端、ギューっと足(ふくらはぎ)が引き連れて10数秒くらい、のたうち回るという経験をした方は意外に多いかと思います。
いわゆる足が攣る「こむら返り」と云う筋肉の痙攣は激しい運動の後や水泳後に起こし易く、日ごろ運動してない人が山に登ったり、歩き回ったりと足が疲れた時になり易い症状です。原因は特に特定されてはいませんが、筋肉自体や神経の問題でもないようです。
私の経験では「冷え」が多いに関係しているように思います。
少し暖かくなった頃の季節になると厚い布団は暑苦しいし薄い布団では肌寒いと思いながら寝たときなどに痙攣しやすいように思います。
特に歩き回った後の足が疲れている時に筋肉が血行不足におちいり、その上に冷えが追い討ちをかけるようです。
予防としては運動中はこまめな水分補給も大切ですし、夜寝る前に自分でふくらはぎをマッサージすると起こさないという事を何度も経験しているので患者さんにも勧めています。
動前後のストレッチや、発汗が激しかったときなどは塩分の補給などを行うことも予防手段ですね。また糖尿病や心不全、肝硬変などの病気、透析の治療などが原因となるようです。年配の患者さんでは指が攣ったり、背中が攣ったりと思いもよらない場所の筋肉痙攣を訴えられる場合も多々あります。
そんな時はお灸が有効で、特にこぶら返りにはふくらはぎの真中の「承山」というツボに灸頭鍼という鍼の頭に温灸を付けた治療法が有効な事も経験しています。
歩きすぎたり、運動した後はお風呂にゆっくり浸かって身体を温めてからお休み下さい。
■ 2021年 3月 「コロナうつ症状とは」
自分の生活をかえりみると、一日何時間ぐらい座っているだろう?
現代人は一日の60%を座っているらしく、それも日本人は世界で一番長く座っている時間が長いらしいです。
座りすぎが肥満や糖尿病、高血圧、がんなどの病気を誘発するのはうなずけます。
一日、11時間以上座る人は4時間未満の人と比べると死亡リスクが40%アップし、9時間以上座っている成人は7時間未満と比べると糖尿病のリスクが2.5倍高くなるそうです。
長時間の座位が記憶形成にかかわる脳領域を薄くし、認知能力を低下させるというカルフォルニア大学の研究も発表されています。これは長時間の座位が飲酒や喫煙と同じくらいに健康を損なうリスクがあると言えます。PCの作業が長く続くと血流の流れも悪くなり、肩も凝るし、おしりも痛くなってしまいます。
「私はジムに通っているし大丈夫」なんて思っていると「運動した」という満足感でかえって怠惰を招くことがあるので注意が必要です。
★ではどれくらい体を動かせばよいのでしょうか??
デスクワークの人は座ったままの過ごす時間を30分を超えないように立ち上がってストレッチや、足踏みなどをするとよいでしょう。また仕事中もかかとの上げ下げや、つま先上げ下げなども効果があります。
出来うるならばお昼休みに仮眠をとることで眠気もとれるし体をリラックスさせてくれるし仕事もはかどりますね。
現在、コロナ禍でデスクワークが増え、生活様式も変化しつつあるので
「楽チンやし…」と座ってばかりいるのも注意が必要ですね。
■ 2021年 2月 「コロナうつ症状とは」
最近、コロナ禍の自粛で在宅ワークが増えて何処となく身体の具合が悪いというのが悩みが多いようです。それは低体温になっていることも原因しているかもしれません。
日本人の体温が昔に比べれば低くなっているようです。60年くらい前、日本人の平熱は、36.9度だったそうですが、ここ10年ほどで35度台の低体温の人も増えてきました。
便利な世の中になり運動不足による筋肉量の低下、冷暖房の普及による体温調節機能低下などが考えられます。特に子どもの低体温が目立って増えた要因の一つに、「朝食抜き」が指摘されています。朝食は睡眠中に下がった体温を高めるという役目があります。しかし最近の子どもは塾通いのため、夕食が遅くなったりしてついついカロリーの高い夜食やスナック類を寝る前に食べるため、朝食を抜くことになります。
このことは一人暮らしの女性(だけでなく男性も)言えますし、暖かい部屋でのアイスや甘いものの食べ過ぎのまま寝てしまい、朝食抜き生活になりがちです。でも、今このコロナ禍で体温が高いとかえって「えぇ!?」と心配してしまいますが体温は1℃下がった場合、免疫力の低下、基礎代謝が減り脂肪が燃焼しにくい、栄養吸収力が半減するなどの弊害(いわゆる免疫力の低下)が起こります。コロナをはじめ多くの感染症、自己免疫疾患、ガンなどにも注意が必要となります。
コロナ禍で外出がままならない状況ですが、家で軽い体操や人混みを避けてのウオーキングなどを心がけて免疫力をあげていきましょう。
鍼灸治療中に患者さんの体温を測ると体温が1度近く上っているのが確認できます。
是非とも鍼灸は体のケアだけでなく免疫力アップにつながりますので、低体温でお困りの方や免疫力アップには鍼灸を試してみたいという方は一度、鍼灸の先生に相談されてみてはいかがでしょうか。健康体で寒い冬とコロナ禍を乗り切っていきましょう。
■ 2021年 1月 「コロナうつ症状とは」
2020年のGO TOキャンペーン以後、日を重ねるごとにコロナ陽性者が急増し、私も濃厚接触者の疑いでPCR検査を受けなくてはならなかった2020年の後半でした。
外に出るとほぼ98%の人はマスク着用して、一昨年とは全く違う年を迎えていますね。
私もPCR検査を受けなくてはならなくなった時に、血圧が160以上となり顔が火照り熱があるんではないかと何度も何度も体温を測りました。
それだけストレスが身体にかかったという事ですので、陽性になられた方の心配は計り知れません。コロナうつという言葉も生まれました。
もともと、うつ病などの精神疾患を患っている方はコロナの感染拡大に伴い症状が悪化しやすいし、失業などの生活苦から心因性のうつ病を発症する人も増えるのではないかと心配です。
コロナうつの症状の目安として考えられる症状としては
・やる気がでない
・仕事に行きたくない、家事が手につかない
・気分が落ち着かずイライラする
・悲観的になる
・睡眠障害(不眠,過眠)
・食欲不振、過食気味
・頭痛
・下痢、便秘
特に抑うつ気分が2週間以上続く、周囲から様子の変化を指摘される場合は医師の診察を考えることも大切です。
出来る対策としては
・規則正しい生活
・適度な運動
・コロナの情報と距離を置く
・興味のあることを始める
・周囲の人とのコミュニケーションを心がける
自分で出来る範囲の予防策を実行しよう。
皆さん、この一年は人類の踏ん張りどころと思いコロナを乗り越えて良き年にしていきましょう。
#マオメディカルクリニック(東京)さんのコラムを参照しました。